【ガーディアン・エンジェルス・ウィーク in 渋谷】
1 本企画の趣旨
GAW from Shibuya(the Origin)
『Guardian Angels Week』は、特定非営利活動法人日本ガーディアン・エンジェルス渋谷支部が主催する「犯罪防止啓発キャンペーン」。
24時間体制で1週間、街を見守るプログラムとして1999年夏に渋谷から始まり、横浜支部(神奈川県)、大和支部(神奈川県)、池袋(豊島支部)、京都支部へと波及しています。
このキャンペーン期間中は、東京のみならず全国のメンバーが集結し、通常のパトロールとは比較にならない拡がりと深さを持つ集中パトロールが実施されるほか、『Guardian Angels Week』ならではの様々な行事が実施されます。
GA=Safety Patrol
★現在24支部、全国のメンバーが
Guardian Angelsの基本であり原点である Street Patrolの為にGAWの原点である渋谷に集います。
過去のエンジェルス・ウィークでは、「落書き問題」「夏休み夜の繁華街」など我々の活動がマスコミの取材を通して反響を呼び、社会問題として世間に大きくクローズアップされました。その結果、認知度が高まり活動を理解してくれる人が増えたなど、大きな成果を残してきました。
今年のGuardian Angels Weekのテーマは"Return to the Origin 渋谷"。渋谷で活動を始め10年目。10年間の活動で得た、ノウハウ・経験を生かし質の高い活動をします。
2 実施概要
1.名称 Guardian Angels Week 2006 in SHIBUYA
2.日程 平成18年7月30日(日)〜8月6日(日) 基本的に24時間体制
3.主催 特定非営利活動法人 日本ガーディアン・エンジェルス 渋谷支部
4.後援 渋谷区
5.協力 渋谷道玄坂商店街振興組合 神宮通り二丁目町会 渋谷地区美化推進委員会
3 具体的実施内容
◆環境美化浄化活動
「空き缶・吸殻などのゴミ清掃」、「ピンクチラシ・金融チラシの除去」、「落書き防止」を
Guardian Angels Week期間中、集中的に行っていきます。
そして、この地域一体となった環境美化活動に取り組む姿勢を渋谷から全国に発信していきます。
◆分煙キャンペーン
渋谷区によりハチ公前広場等に喫煙ブースが設置され、「渋谷区分煙ルール」が推進されました。
今年は渋谷の街を訪れる人たちにこのルールの更なる周知、マナーの向上を訴え、
路上・歩行喫煙の防止を図ります。
◆集中パトロール
ストリート・パトロール
東京のみならず全国のメンバーが多数集まり、渋谷で‘Dare to Care(見て見ぬふりをしない)を
モットーに通常パトロールを強化して実施します。事件・事故への事後対応はもちろん、
夏休み期間中の青少年や観光で訪れた人々が犯罪に巻き込まれたり誘われたりすることなく
楽しんでいただけるよう、特にコミュニケーションを重視し、犯罪の未然防止に努めます。
トレイン・パトロール
昨今日本では、駅構内・電車内の暴力事件が問題になっており、
泥酔者による駅員への暴力行為も増加しています。
そこで、期間中は、街の玄関である駅構内・電車内の安全を守るためトレイン・パトロールを
行っていきます。
ガーディアン・エンジェルスの活動は、1979年ニューヨークの地下鉄をパトロールする事から
始まっています。まさにthe Origin、駅構内のパトロールは活動の基本なのです。
◆駅前ブースの設置(G.A.P.B. Guardian Angels Public Booth)
Guardian Angels Weekは、夏休みに道案内に忙殺される渋谷駅前交番の手助けに何かできないか、
と言うのが発想の原点です。そこで毎年、渋谷駅ハチ公広場前にブースを設けエリアガイドなどを
行っています。
「よろず案内」としていた看板を2004年からは新たに「GAPB」としてリニューアル。
エリアガイド(道案内)〔10:00〜17:00〕
渋谷は、駅を中心に繁華街が広がり、多数の飲食・娯楽施設や、観光資源を有しています。
そのため、渋谷は
Guardian Angels Week期間中、夏休みを利用した青少年、外国人観光客、
家族連れなどで訪れた人々で賑わいます。
これを考慮して、日中、渋谷駅ハチ公・ふれあいマップ横にブースを設置し、
エリアガイド(道案内)を実施します。
[参考]昨年度実績 1日平均300件
インフォメーション活動〔10:00〜17:00〕
・ふれあいマップ前ブースにて各種情報提供を実施します。
安全、安心、犯罪に関わる様々な資料を活動中に配付し、市民の関心を高めます。
メンバーは常に活動中各種パンフ類を携帯し、随時配付活動を行ないます。
※〔配付資料例〕
「ひったくり防止」「電車内暴力防止」「痴漢防止」「薬物乱用防止関係」「各種犯罪被害相談関係」「キッズマン(子供向け犯罪防止冊子)」等
・昨今注目され、公共機関を中心とした様々な場所に設置されているAEDに関しても
応急救護の立場から、
情報提供を行っていきます。*AED(自動体外式除細動機)
◆メンバー講習
ガーディアン・エンジェルスでは常にメンバーのスキル・モラルの向上に努めています。
Guardian Angels Weekでは護身術、コミュニケーション法、犯罪事情・予防についての講義など様々な講習を行い、一層の安全と充実した活動を目指すとともに、他の模範となるメンバーの育成を行います。
★過去のGuardian Angels Week
1999年 初の落書き消し
日本で社会問題化しつつあった落書き問題に初めて本格的に取り組む。
現在では広く知られるようになった犯罪防止の「割れ窓理論」を全国に発信。
2000年 落書き犯逮捕
宮下公園にて落書き消しを行い、3日後パトロール中にトイレに落書きをした米国人と
日本人の2名を現行犯で確認し、渋谷警察署に引き渡した。
2001年
・ピンクチラシの除去
街中に貼られていた違法チラシ(風俗・金融)を徹底的に除去。
1週間で5万枚以上回収し、社会に訴える。その後渋谷の違法チラシは壊滅へ。
・横浜支部(当時横浜パトロールチーム)地区と合わせて2週間開催。
2002年 2地区連続開催 池袋Guardian Angels Week(現豊島支部)初開催(7/27〜8/3)
渋谷Guardian Angels Week「We love Clean Shibuya」(8/4〜8/11)
2003年 渋谷区分煙ルール実験
駅前の環境浄化と渋谷区が進める分煙ルールの実験のため、
ハチ公前広場に仮設分煙スペースを設置。2005年2月、分煙ルールは本格運用に。
2004年 The power of youth 若者の街渋谷から若者の力で街のために。
2005年 shibuya24-7(渋谷Twenty four-seven)
4「Guardian Angels Week 2006 in SHIBUYA」への支援のお願い
ご案内の活動に際しては、多くのメンバーの食費・交通費などの経費や、ゴミ袋等の備品の準備にご支援を広く募りたいと考えています。 活動は皆さんからの温かいご支援で成り立っています。
どうぞよろしくお願いします。
(1)ご寄附のお願い
本キャンペーンそのものに対するご支援としてご寄附をお願いします。
いただいたご寄附は、主にメンバーの食費・交通費に充てられます。
尚、期間中は、募金ボックスを設置いたしますので、お近くにお越しの際には、
ご協力を賜りますようお願いいたします。
○寄附金の振り込み先
三菱東京UFJ銀行 渋谷支店(普通)口座番号 2639910
口座名義 特定非営利活動法人 日本ガーディアン・エンジェルス
※当法人は国税庁より認定NPO法人の認定を受けておりますので、当法人への寄附は
寄附金控除の対象となります。
(2)仮眠所・食事等のご支援
日本全国から渋谷にメンバーが集まり、24時間体制で本キャンペーンを行う為、
仮眠所・食事の提供・ユニフォームの洗濯等の場が必要となってきます。
何とぞお心当たりがある場合には、ご紹介いただきたくお願いいたします。
連絡窓口
○日本ガーディアン・エンジェルス本部事務局
【住所】東京都中央区新川1-29-13 B1F
【電話】03ー3523ー5300
【FAX】03ー3523ー5366
【メール】
info@guardianangels.or.jp
【ホーム・ページ】
http://www.guardianangels.or.jp
参考資料
<補1>ガーディアン・エンジェルスについて
1979年、ニューヨークの犯罪多発地域であったサウスブロンクスで、現総代表であるカーティス・スリワほか12人の若者たちにより、ガーディアン・エンジェルスは誕生しました。"Dare to Care"をモットーに当時危険であった地下鉄のパトロール、ストリートで発生する様々な犯罪の防止に貢献し、さらに銃器による犯罪や麻薬撲滅のための熱心な活動に市民からも厚く信頼される存在となっています。現在では、世界11ヶ国、50の都市で5000人もの多くのメンバーを抱える国際的な犯罪防止NPOとして活動しています。
<補2>日本ガーディアン・エンジェルスについて
日本では、安全神話の崩壊が叫ばれた阪神大震災、地下鉄サリン事件の翌年、1996年に日本支部として結成されました。10年目を迎えた今年には、東京都内(渋谷・池袋・六本木・吉祥寺・立川・八王子)をはじめ、札幌から福岡まで全国24支部、約500人のボランティアが無償の犯罪防止活動に従事するまでになりました。1999年、NPO促進法が施行されると同時に経済企画庁(現内閣府)から「特定非営利活動法人」として日本第1号の認証を受けました。
また2002年4月より国税庁から認定NPO法人の認定を受け、本年2006年4月には、3回目の認定を受けました。(認定NPO法人 国税庁認定 課法11- 114)
活動方針の柱は以下の3本です。
1、地域安全活動
(1)「犯罪防止パトロール活動」
巡回し犯罪を寄せつけない街づくりに貢献します。
けが人・急病人等が発生した場合は、救急隊が来るまでの間、応急処置など、
救急活動をサポートします。
街中に貼られ、街の品位を汚すと同時に青少年に有害で性差別を助長する、
無数の違法ピンクビラ・ステ看板等を撤去します。
街の落書き」などに対しても秩序の乱れの警告として積極的に消す活動に取り組んでいます。
(2)市民パトロールリーダー養成
市民による防犯パトロール団体が急増しましたが、怖い、飽きるなどの問題点を抱えており、
今までの経験を生かしてリーダーの養成を行ないます。
2、安全教育活動
(1)安全セミナー
自分の五感を引き出して、防犯に生かすセミナーです。主に小学校に出向いて実施します。
(2)インターネット安全教室
インターネットを楽しく利用するために、モラルやマナーを児童を対象に体験しながら学ぶ教室を
開催します。
(3)その他
安全マップづくり、学校区内安全指導、落書き消しなど児童の安全を確保する、
安全への意識を高める活動を行います。
3、啓発のための講演会
地域の安全への対策、市民防犯活動の心構え、青少年の非行防止、市民防犯対策等
ほとんどが昼間会社や学校に通う普通の市民です。活動へは仕事や学校の後、自分の余暇を利用して
参加します。研修は、心得やミッションの習得後、各専門家をお招きし「コミュニケーション」や
「犯罪事情」などの講習をはじめ、「護身術」や「上級救命資格」などトレーニングがあります。
メンバーの年齢構成は16〜76歳、平均年齢は25〜28歳です。女性の比率は約20%です。
外国人メンバーもいます。
参加条件は、16歳以上で過去に重大な犯罪歴がなく、反社会的団体に所属していないことです。
共に活動していく仲間として全メンバー、平等で差別が無く、国籍・性別・年齢を問いません。
特徴は、非武装・非暴力で武器の類は一切携帯しません。このルールは、銃器犯罪が多発するアメリカで
も27年間守られてきました。「暴力」に「力」で対抗することは、新たな暴力を生むだけです。
我々は決して「自警団」ではありません。異分子を力で排除するのは根本的な解決にならないからです。
また「政治・宗教には一切関わらない」という規則もあります。
我々の活動は純粋に『市民が安心して暮らせる街を、私たち市民の果たせる範囲内で追求する』こと
です。
国をまたがり活動する唯一の防犯団体として、日本社会の安全に貢献できるように、
日々活動に精進してまいります。
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